日本フルオロカーボン協会

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冷媒の回収・再生・破壊

オゾン層保護法により、HCFCの生産は2019年に全廃となり、HFCも段階的にその生産と消費が削減されることから、冷媒等フルオロカーボンの需給バランスは、今後、年を追うごとにひっ迫することが予想されます。
フルオロカーボンメーカーの責務として、新たな低環境負荷の冷媒の開発及び販売を行ってまいりますが、既存の市中冷媒については、漏洩させることなく、回収、再生、再利用をお願いします。
なお、回収、再生等にあたっては、各種法律が適用されますので、順守をお願いします。

冷媒等の回収・再生・破壊時に適用される法律

  適用法律
回収 再生 破壊 その他
業務用冷凍冷蔵空調機器
(第一種特定製品)
フロン排出抑制法 (集積)
都道府県の条例
カーエアコン
(第二種特定製品)
自動車リサイクル法 現在は不可 フロン排出抑制法
ルームエアコン
冷蔵庫
家電リサイクル法 なし (自主基準)
上記以外の回収
例) 容器残ガス
   試験機から
   他用途から
なし

※フルオロカーボンの管理・回収・再生にあたっては、下記のHPもご参照ください。

経済産業省 製造産業局 オゾン層保護等推進室
https://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/ozone/index.html

フロン排出抑制法ポータルサイト
https://www.env.go.jp/earth/furon/

日本冷媒・環境保全機構(JRECO)
https://www.jreco.or.jp/

冷媒回収推進・技術センター(RRC)
https://www.rrc-net.jp/

破壊施設

フルオロカーボンメーカーの破壊施設

●AGC(株)
千葉工場 千葉県市原市五井海岸10
窓口:FC処理センター 電話:0436-23-3791

●メキシケム ジャパン(株)
三原製造所 広島県三原市円一町1-1-36
窓口:メキシケム ジャパン(株) 電話:03-5462-8661

●ダイキン工業(株)
鹿島製作所 茨城県鹿島郡波崎町大字砂山21
淀川製作所 大阪府摂津市西一津屋1番1号
窓口:ダイキン工業(株) 電話:06-6374-9311

●三井・ケマーズ フロロプロダクツ(株)
千葉工場 千葉県市原市千種海岸3番地5
清水工場 静岡県静岡市清水区三保3600
窓口:三井・ケマーズ フロロプロダクツ(株) 電話:050-3823-0652

フロン類破壊業者
https://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/ozone/files/hakaigyo20220329.pdf

再生施設

フルオロカーボンメーカーの再生施設

●メキシケム ジャパン(株)
三原製造所 広島県三原市円一町1-1-36
窓口:メキシケム ジャパン(株) 電話:03-5462-8661

●三井・ケマーズ フロロプロダクツ(株)
千葉工場 千葉県市原市千種海岸3番地5
清水工場 静岡県静岡市清水区三保3600
窓口:三井・ケマーズ フロロプロダクツ(株) 電話:050-3823-0652

フロン類再生業者
https://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/ozone/files/saiseigyo20220329.pdf

回収依頼に際してのお願い

フルオロカーボン(フロン)の回収依頼に際してのお願い

フロンの回収依頼に際しては、フロン排出抑制法、高圧ガス保安法をはじめとする適用法規との関係がありますので、必ず事前に回収依頼先とご相談ください。

●高圧ガスを取り扱う場合には、有資格者が回収装置等を用いて、安全に作業してください。

●回収するフロンの種類に合わせた高圧ガス保安法に定める適切な容器に回収してください。

●回収容器には、種類の異なるガスを混入してはいけません。

●過充填は容器が変形・破裂する恐れがあり危険ですので、高圧ガス保安法で定められた充填量を遵守してください。

●回収後の容器は、40℃以下に保ってください。

高圧ガスの充填に当ってのご注意とお願い

1、回収ガスを充填する容器の確認を・・・・・・

充填を始める前に、重量を量るなどして容器内に冷凍機油などの液体が残っていないことを確認してください。

①冷凍機油などの液体は、そのまま容器とともに返送されます。

②容器に残った冷凍機油などの液体は、別途抜き取って産業廃棄物として処分してください。

2、充填は高圧ガス保安法に従って・・・・・・

充填は高圧ガス保安法の定めるところに従い、安全に留意して行ってください。

①空容器に充填する冷媒量は、法規で定められた限度以下としてください。

②容器が破裂する場合がありますので、過充填は絶対に避けてください。

③冷凍機油などの液体が容器内に残っていると、容器・弁に刻印された風袋質量より充填前質量が大きくなります。この場合、所定の質量を充填すると、過充填となる可能性があります。

④容器の表示や刻印と異なるガスの充填は違法です。

⑤容器の表示や刻印にないガスを混ぜて充填することも違法です。

⑥回収専用容器を使用してください。

3、バルブをしっかりと・・・・・・

充填後、容器の輸送・荷扱い中にバルブが緩みガスが抜けることがないように、キャップなどをしてください

その他、以下の諸注意もご一読ください。

液化フルオロカーボン充填容器及び回収容器の取扱いについて

FC容器使用時の注意事項